ハンドメイドのパール 種類と歴史
ハンドメイドに欠かせないパールとは
ハンドメイドに欠かせないパールですが、種類により仕様用途や、お値段などが大きく異なります。ここでは種類やその歴史について書いていこうと思います
パールの種類
アコヤ真珠…日本を代表する、世界でも認められた真珠がアコヤ真珠
マベ真珠…マベ貝から採れる真珠で、キメが細かく光沢の質が高い真珠層持っていて、深い照りが特徴です。
淡水パール…湖や川などの淡水に生息する貝から採れる真珠のことです
ブラックパール(黒真珠)…黒蝶貝(クロチョウガイ)から採れる真珠です
白蝶貝真珠…白蝶貝(シロチョウガイ)から採れる真珠
コットンパール…綿を圧縮して、表面にパール加工を施した模造真珠
パール(真珠)には上記のように様々な種類があります。
さらに色や大きさにより呼び名が変わることがあり、種類、大きさ、色によって購入時、買取時のお値段が変わってきます。
特にハンドメイドで使うパールのほとんどが値段も安いコットンパールでしょうね
パールの歴史
パールの歴史について調べてみると太古の時代から使われていたようで下記のような説明がありました
真珠と人類の歴史は古く、紀元前3200年頃には食用に採った貝の中から偶然に見つけたことが始まりと考えられ、その美しさから貴重な宝石として愛されていた様です。初めて真珠を目にした人はびっくりしたでしょうね。
紀元前1500年から紀元後頃になると、真珠について明確に記した文献が古代ギリシア、古代ローマ、ペルシア、インドなどで発見されています。日本でも魏志倭人伝に、邪馬台国の卑弥呼の娘が魏の王に白珠5000孔 (真珠5000個) を献上したと書かれています。
「一国としての贈り物が真珠5000粒だけ?」と感じるかもしれませんが、それは現代人の感性です。私達が身に着けている真珠の99%は養殖真珠です。当時は養殖技術などありませんでしたから、途方もない数の貝からやっと見つけた一粒一粒を集めていました。
それだけに日本では七宝のひとつとして数えられていますし、世界中の国々で真珠は最も貴重な宝石であるという逸話が残されています。事実、カルティエもアメリカのニューヨーク支店は土地建物を真珠のネックレスと交換で手に入れています。
カルティエが真珠のネックレスと建物を交換したのが1917年ですから、近代になるまで真珠は本当に貴重な宝石でした。長い歴史を破り、真珠の養殖に成功した偉人がミキモトの始祖、御木本幸吉です。エジソンに並ぶ功績として評価されていますね。
こうして1930年頃から徐々に世界のジュエリー市場で養殖真珠のウェイトが大きくなり、現代に至っています。現在、国内外を問わず多くの人々が真珠を身に着けることができるのは、御木本幸吉のおかげと言っても過言ではないのです。
このように昔から親しみのあるパールですのす、ハンドメイドでは本真珠を使うことはなかなかありませんが、コットンパールをこれからも沢山使っていこうと思います。