ハンドメイドのタッセルの意味と歴史
タッセルとは
近頃タッセル作りに凝っていますが、そもそもタッセルとは何かをご説明しましょう。
タッセルとは布橋などを飾る房飾りの事を言います。
もともと「タッセル(Tassau)」という単語は、ラテン語で「留めるもの」という意味。
タッセルはフリンジと違い、それ自体が一つの装飾品。
ひもや毛糸、チェーンなどの細長い素材を束ねた、完成された房飾りのことをタッセルと呼びます。
古来から、タッセルは悪霊から身を護るお守りとして特に帽子の上に取り付けられていました。
つまり、ずっと昔からタッセルは縁起の良い装飾アイテム。
ブライダルシーンではタッセルイヤリングが大流行しましたが(『オスカーデラレンタ』のものが人気です)、デザインのおしゃれさだけでなく、縁起の意味でも結婚式にぴったりのアクセサリーだったのですね。
フリンジとは
タッセルと同じようなものでフリンジがあります。「フリンジ(fringe)」とは、糸や紐を垂らした飾りを意味します。
語源は、ラテン語の「フィムブリア」。
はぎれ部分を、布の裁ち目がほつれないようにくくったもののこと。
糸処理の技法のひとつ、という風に捉えるのが正解です。
タッセルとフリンジの違い
「タッセル」と「フリンジ」についてそれぞれ詳しくご紹介しました。
どちらも装飾品には変わりないのですが、
タッセルは「一点」の装飾品であり、フリンジは「線」の装飾品である。
という風に捉えると、概念を正しく理解できそうです。
これから「フリンジ」「タッセル」の言葉を使うとき、意識してみてください!